CASE STUDY / 人事・労務 / 業務システム

勤怠・給与計算システム開発

実績に応じた報酬計算を、シフト・勤怠から人件費の集計までつなぐ

案件・訪問・施術などの実績に応じた報酬計算、法人・拠点・職種をまたぐ勤務、現場システムとの二重入力。勤怠・給与のSaaSでは標準機能に収まらない部分を対象に、記録から人件費の集計までをつなぐシステムを開発しました。

  • 実績連動の報酬計算
  • 現場システムとの連携
  • 人件費の集計
勤怠集計をイメージしたパソコンとカレンダー、電卓
対象業務
勤怠管理・給与計算
支援内容
業務システム開発

勤怠・給与のSaaSはあっても、報酬の決まり方が標準機能に収まらない

勤怠管理も給与計算も、対応するSaaSは数多くあります。それでも開発が必要になったのは、報酬が勤務時間だけでは決まらなかったためです。案件、訪問、施術といった実績に応じて手当や報酬が変わり、パッケージの設定では表現できない計算が残っていました。

運用の条件も一つではありませんでした。法人・拠点・職種をまたぐ勤務や兼務があり、標準機能で扱えない部分をExcelで補っていました。さらにシフト、作業記録、勤怠、給与で同じ情報を入力し直しており、現場のシステムと給与計算が切り離されている状態でした。

そこで、現場に残る実績の記録から報酬計算までを一続きにするシステムを開発しました。計算した人件費を案件・拠点ごとに集計し、採算管理に使えるようにするところまでを対象としています。

02 / WORKFLOW

業務はどう変わったか

対象業務ごとの導入前後の比較
対象導入前導入後
報酬の計算実績に応じた手当をExcelで計算案件・訪問・施術などの実績から手当と報酬を計算
情報の入力シフト・作業記録・勤怠・給与に同じ情報を入力現場システムの記録を引き継ぎ、入力は一度
例外的な勤務法人・拠点・職種をまたぐ勤務をExcelで補う兼務や拠点をまたぐ勤務を計算条件として設定
人件費の把握給与の確定が最終地点案件・拠点ごとに人件費を集計し採算管理へ

情報と処理の流れ

  1. 01

    実績を取り込む

    シフトや作業記録など、現場のシステムに入力された実績を引き継ぎます。

  2. 02

    勤怠を確定

    勤務時間と実績を突き合わせ、申請・承認を経て計算の対象を確定します。

  3. 03

    報酬を計算

    職種や契約ごとの条件に沿って、時間分と実績分の報酬を計算します。

  4. 04

    人件費を集計

    確定した金額を案件・拠点ごとに集計し、採算管理に渡します。

POINT 01

実績から報酬を計算する条件を持たせる

勤務時間に対する給与だけでなく、案件・訪問・施術といった実績の内容や件数に応じた手当・報酬を計算できるようにしました。実績の種類ごとに単価と条件を設定し、担当者がExcelで計算していた部分をシステムで扱います。

職種や契約によって適用する条件が変わるため、条件は個別に持たせています。ルールを変更した際に、いつからの勤務へ適用するかも管理できる構成です。

POINT 02

現場システムの記録を引き継ぐ

シフト、作業記録、勤怠、給与で同じ情報を入力し直していた状態を見直し、現場のシステムに残る記録を給与計算まで引き継ぐ構成にしました。入力する場所を一つにすることで、転記のたびに生じる差異とその照合をなくします。

取り込んだ記録は、勤怠として確定する前に内容を確認できるようにしました。実績の登録が済んだ状態と、計算に使える状態を区別しています。

POINT 03

法人・拠点・職種をまたぐ勤務を扱う

一人の従業員が複数の法人・拠点で勤務する場合や、職種を兼務する場合も、勤務ごとに所属と条件を分けて記録できるようにしました。標準機能で扱えずExcelで補っていた部分を、システムの中で処理します。

計算した人件費は、所属だけでなく案件・拠点の単位でも集計できるようにしました。給与の確定を最終地点にせず、採算管理に使うためです。

Excelで補っていた計算をシステムへ

実績に応じた手当や、拠点・職種をまたぐ勤務の計算を、担当者の手元のシートからシステムへ移しました。計算方法が担当者ごとに分かれない形になっています。

同じ情報を入力し直す作業の解消

シフトや作業記録として入力済みの内容を勤怠・給与へ引き継ぎ、二重入力とそれに伴う照合をなくしました。

人件費を案件・拠点ごとに把握

給与計算の結果を集計単位ごとに見られるようにし、採算管理で使えるデータとして扱えるようになりました。

SaaSで足りる範囲と、開発が要る範囲を先に分ける

勤怠・給与の領域はSaaSが充実しており、標準的な就業ルールであれば開発する理由はありません。判断が必要になるのは、報酬の決まり方が勤務時間から離れる場合、所属や職種が一人の従業員の中で複数になる場合、そして給与の結果を別の集計に使いたい場合です。

このいずれかに当てはまると、設定では表現できない部分が残り、Excelで補う運用になります。まず洗い出すのは、いまExcelで補っている部分です。そこからSaaSに任せる範囲と作る範囲を分けます。給与ソフトは使い続け、実績の集計と受け渡しだけを開発する方法もあります。

05 / YOUR PROJECT

同じような課題をご相談いただくときに

01

報酬の決まり方

時間に対する給与と、実績に応じた手当・報酬を分けて整理します。

02

現場システムの記録

シフトや作業記録がどこに入力され、どこで再入力されているかを確認します。

03

またぐ勤務の範囲

法人・拠点・職種をまたぐ勤務や兼務が、どの程度あるかを確認します。

04

集計したい単位

人件費を案件・拠点・職種のどの単位で見たいかを決めます。

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